銀河徘徊記(2004年11月管理人雑記)

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銀河徘徊記

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管理人雑記ログ(2004年11月)

雑記  2004年11月10日(水)  麻痺

会計検査院が2003年度の国費の使途検証結果(決算検査報告)を小泉首相に提出したそうだ、不正支出や無駄遣いなどの指摘は285件、約430億円。

2003年度の国家予算は補正も含め81兆8,000億円(内国債は36兆円)だからおよそ国費の0.05%が無為に失われたわけだ、小泉流に言えば僅か0.05%ぐらいの不正支出や無駄遣いなど大騒ぎするほどのことではないのかも知れない。

しかし身内の調査ということと検査方法の甘さを勘案すると金額は10倍・20倍でもおかしくないと思われる、10倍だとすると約4,300億円(国費の0.5%)、20倍だと約8,600億円(国費の1.05%)だ、もう私の金銭感覚では処理しきれないのでお金の単位を円として考えないと理解出来ない。

マスコミで槍玉に上がったのが「社会保険庁」「警察」だが、省庁別に見ると「厚生労働省」が件数・金額共に突出している、いずれにしても個別に取り上げればいくらスペースがあっても足りないし、最早そのような気力さえ湧いてこない。

また同様の事が地方自治に於いても掃いて捨てるほどあるんでしょう、有史以来の蓄積された無駄遣いや横領額は恐らく想像を絶する天文学的な数字になるだろう。

ここまで書いた段階で馬鹿々々しくなってきた、不正支出や無駄遣いなど単に事実を述べるだけで悪質な組織犯罪と呼んでも差し支えないのに司法は手を拱いているだけだ、昔「巨悪は眠らせない」と言い放ち政治汚職を暴くことに執念を燃やした検事がいた、法治国家たるものありとあらゆる犯罪に法の網にかけられるのに、これらの犯罪には全くもって無力なのはなんとも不可解だ。

(国家賠償法による損害賠償請求権だけはある、しかし因果関係の証明が著しく困難な為実質的な効力は殆んどないと見做してよい)


それはそうと会計検査院のサイトで摩訶不思議な一文を見つけた。

◇◆会計検査院の検査成果◆◇

★ 検査は一部

会計検査院は、検査対象のすべての会計経理を検査しているわけではなく、指摘金額や背景金額は、実際に検査した分だけのものです。しかし、検査していない分について同様の事態があれば当局においてその事態も是正されます。

はて面妖な検査もせずにどうして不正支出や無駄遣いが発見できるのか?それに当局って一体どこ?誰が是正の指示を出すんだろう。

 SpaceHistory 2004.11.10  Refre 

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