銀河徘徊記(用語辞典)

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銀河徘徊記

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Glossary

銀河徘徊記(用語辞典)

日本語

一期一会 (いちごいちえ)

一生に一度限りの機会。

語源は、「茶会に臨む際は、その機会を一生に一度のものと心得て、主客ともに互いに誠意を尽くせ」といった、茶会の心得からである。利休の弟子宗ニの「山上宗ニ記」には「一期に一度の会」とある。それぞれ「一期」と「一会」を辿ると、「一期」は、もと仏教用語で、人が生まれてから死ぬまでの間を意味し、「一会」は、主に法要などで、ひとつの集まりや会合を意味しており、仏教とも関係の深い言葉である。

天上天下唯我独尊 (てんじょうてんがゆいがどくそん)

この天と地の間に、自分より尊いものはない、ということ。

人間そのものや人格の尊厳を説いた言葉。釈迦が誕生した時に、右手で天を、左手で地を指さして言ったという。仏教語では「てんじょうてんげ」と読む。

人を呪えば穴二つ (ひとをのろえばあなふたつ)

人を呪い殺そうとすれば、その報いが自分にはね返って来て、ついにはわが身をも滅ぼす、ということ。

だから相手の墓と自分の墓の穴が二つ必要になる。

水は方円の器に従う (みずはほうえんのうつわにしたがう)

人は、友人や環境によって善くも悪くもなるたとえ。

もとは、人民の善悪は、国を動かす人やその政治の善悪による、の意。方=四角。円=丸。

奇貨措くべし (きかおくべし)

奇貨とは「珍しい品物」のこと。後できっと役に立つから、今それを手に入れておこう、ということ。

またこれから転じて、めったにないチャンスだから、絶対にこれを生かさない手はない、という意味に使われる。

三歳の翁、百歳の童子 (さんさいのおきな、ひゃくさいのどうじ)

年が若くても洞察力が優れ、先の先まで読めるようなものの分かった人を褒めて言う言葉。

この場合、三歳の翁がrefreで百歳の童子がぬえさんにあたります。

ハムラビ法典

バビロン第1王朝の王でメソポタミア地方を統一したハムラビ(紀元前18世紀ごろ[BC1750年頃])が制定したくさび形文字による法典。

当時の法律を集大成した成文法で刑は「目には目を」との復讐法に基づく。

20世紀初頭に発見され、パリのルーブル美術館に所蔵されている石碑が有名だが、法典の粘土板は旧バビロン王国の各地で発見された。

なお、ハムラビ王の名は、旧約聖書(「創世記」第14章)にもアムラベルの名で伝えられている。

これは報復を認めるという法律ではありません。

「ハムラビ法典」が作られた時代は、罪を犯した人に対して過剰な報復が当たり前だった時代で、“目には目まで”“歯には歯まで”と、過剰な報復を禁じることを目的とした、復讐の連鎖を断ち切るための法だったのです。

もちろんコーランを経典とするイスラム教とは関係ありません。

往き大名の還り乞食 (ゆきだいみょうのかえりこじき)

目先の快楽にとらわれ、経済観念が乏しいこと。

迷いたがるは凡夫なり迷うは則ち凡心なり (まよいたがるはぼんぷなりまようはすなわちぼんしんなり)

心が定まらず、ともすれば誘惑に負けるのが凡人の心の悲しさである。また、欲に迷うようではいわゆる君子でなくただの人である、ということ。

石が流れて木の葉が沈む (いしがながれてこのはがしずむ)

川の流れに石が浮いて流れ、逆に木の葉が沈むように、正しいものが浮かばれず、世の中というものは、間違っているという例え。

出来ぬことを知ってするは匹夫の勇 (できぬことをしってするのはひっぷのゆう)

自分にはできないだろう、ということを知りつつ、あえて行うというのは、ただ後先見ない勢いだけの勇気を表わしているにすぎない、小人のすることである。

人の過ちは好んで人の師となるにあり (ひとのあやまちはこのんでひとのしとなるにあり)

頼まれないのに(いや、仮に頼まれたとしても)人に物事を教えてやろう、押しかけ師匠になろうという気持ちになると人はやきが回ったということである、という名言。

得るもの先に立ち、失うもの後につく (えるものさきにたち、うしなうものあとにつく)

富を得た者が何かと優位に立ち、貧しい者は常に人の後塵を拝さねばならない。世の中、金が大事であるということ。

日本語以外

CGI(Common Gateway Interface)

WWWサーバのシステムにおいて、HTMLから外部のプログラムを起動して、その結果をWWWクライアントへ返すための仕組み。HTMLだけでは記述できないような動的なページを作成することができる。

CSS(Cascading Style Sheets)

HTMLの見栄えを定義するスタイルシートを記述するための言語仕様。1994年、CERNで開発がスタートし、1996年12月にW3C推奨となった。

WWWの普及とともに、より見栄えのよいWebページを作る必要性が高まってきたため、HTML3.2では視覚的なレイアウト構造を記述するためのタグが大量に盛り込まれた。しかし、これにより「文書の論理構造を記述する」というHTML本来の目的から大きく外れ、Webブラウザごとに表示が異なってしまうというデメリットも生まれた。そのため、レイアウトに関する記述をHTMLから分離したのがスタイルシートであり、外見を記述するための言語がCSSになる。複数のHTMLから1つのCSSを参照することで、サイトのデザインを統一することが可能になる。

CSSではフォント、色と背景、テキスト、ボックスなどの属性を指定することができる。タグやヘッダに記述することもできるが、表現形態の定義をHTMLから独立させるという本来の目的から考えて、CSSを記述したスタイルシートを別ファイルにしてリンクして表示させる方法が一般的。

JavaScript

Netscape Communicationsによって開発されたスクリプト言語。同社のLiveScriptをベースにJavaの仕様の一部を取り入れた言語仕様になっているが、Javaとはまったく別物。

クライアントでのJavaScriptはHTMLの<Script>タグ内に処理を記述し、ページを読み込む際にWebブラウザに搭載されたスクリプトエンジンで実行することになる。条件分岐によってそれぞれ異なったHTMLを表示させたり、スケジュールを決めて一定の処理を行なったり、値の入力やドロップダウンからの選択などフォームに対する操作に対して、特定の関数を実行することができる。

JavaScriptはNetscape Navigator 2.0、InternetExplorer3.0以降のWebブラウザでサポートしており、現在WWWの中では、もっとも利用されている言語の1つと言える。ただ、MicrosoftのサポートしているのはJScriptというJavaScript互換のスクリプト言語で、微妙に仕様が異なっている。

Cookie

ユーザー情報やアクセス履歴などの情報をWebブラウザとWebサーバ間でやりとりするための仕組み。NetscapeCommunicationsによって開発され、各種Webブラウザが対応している。

ページにアクセスすると、WebサーバはSet-CookieというHTTP拡張ヘッダに適用するドメイン名、パス、有効期限などの内容を書いて、ブラウザに送信する。ブラウザ側はそのヘッダの内容をローカルのHDDにテキストファイルで保存しておき、次回そのサイトを訪れたときにはWebサーバ側にCookieを送信する。Cookieの内容はCGIやJavaScriptから参照できるため、パラメータ(値)に応じてページを書き換えたり、送信するページを切り替えたりといったことが可能である。なお、Webブラウザ側では、サーバからのCookieの送信を受け入れないように設定することもできる。

Perl

Larry Wallによって開発されたインタープリタ型のプログラミング言語の名称。処理系は「perl」。Perlという名称は「PracticalExtraction and ReportLanguage」の頭文字からとったとされている(ごく初期のころには「Pearl」と表記されたこともあったようだが、同名のプロダクトがすでに存在していることなどから「a」を抜いた4文字に落ち着いた)。

Perlはもともと、テキスト処理(テキストファイルの加工や整形出力など)に重点をおいた言語として作成されたが(Perl作成の動機がawkに対する不満だった)、その後、次々と言語仕様が拡張され、ファイルそのものの操作(移動やリネーム、パーミッションの変更など)を始め、システムプログラミングやネットワークプログラミングなども可能な、汎用言語に勝るとも劣らない多くの機能を備えるに至った。

プログラミング言語的には、非常に強力なテキスト処理、ファイル処理機能を備えていること、sedやawkでできることのほとんどがPerlで記述可能であること(Perlには、sedやawkのスクリプトをPerlスクリプトに変換するユーティリティとして「s2p」、「a2p」が付属する)、基本的にインタープリタであることなどから、sedやawkの延長線上にある言語として捉えることができる(awkの代表的な機能である「連想配列」を採用するなど、特にawkの影響は大きい)。

しかし、かなりの機能拡張が行なわれたことによって、従来はC言語でしか記述できなかったような処理もPerlで手軽に記述できるようになり、その意味では、あくまでもテキスト処理を中心に考えられたsedやawkとは一線を画していると言うこともできる。

最近では、World Wide Webにおいて、ユーザーからの入力を受け取りダイナミックなページを作成するようなシステムが、CGIとPerlスクリプトを利用して構築されたり、Perlで記述されたスクリプトそのものが、(C言語で記述されたプログラムらと同様に)Internetなどで公開されさたりするなど、汎用プログラミング言語として広く利用されている。

Perlの最新バージョンとしては、オブジェクト指向的な拡張が採り入れられたVer.5がリリースされている。また、当初はUNIXだけだった動作プラットフォームも次第に拡大され、MS-DOSやWindowsNT、NetWare(NovellによってPerl NLMが作成された)など、今では主要なOSのほとんどにPerlインタープリタが移植されている。

なおLarry Wall氏は、UNIX上で動作するニュースリーダー「rn」やパッチユーティリティ「patch」などの作者としても知られている。

standard I/O(標準入出力)

MS-DOSやUNIXなどのユニファイドI/Oシステムを備えるOSでは、キーボードやコンソール画面、シリアルI/Oなどもファイルとして扱える。ここで起動されるコンソールアプリケーションでは、キーボードが標準入力、コンソールが標準出力として、事前にオープンされた状態で起動される(実際はシェルからパスが引き継がれる)。C言語では、「stdin」が標準入力、「stdout」が標準出力、さらに「stderr」が標準エラー出力として予約されている。

DOM(Document Object Model)

(1) Webページ中の文字や画像などの要素をオブジェクトとして扱い、その属性やメソッドを利用することで、Webページを動的に変化させることを目的としたテクノロジ。DHTMLの主要な機能の1つ。Dでは、すべてのオブジェクト上で、キーボード入力やマウスクリックなどのイベントを利用することが可能である。

DOMによって、以下の3つの機能が実現される。

●Dynamic Content
文字や画像を、動的に挿入したり削除したりするための機能。そのほか、文字列の選択や検索なども行なえる。
●Dynamic Styles
Internet Explorer 4.0では、Cascading Style Sheet(CSS)をサポートしているが、DynamicStyles機能を使用すれば、そのスタイルの内容を動的に変更することができる。たとえば、マウスカーソルでポイントした文字列の、色やフォントサイズを変更するといったことが可能になる。
●Absolute Positioning
Webページ中のオブジェクトを、ページの任意の位置に表示するための機能。この機能も、ページ表示後に動的に利用することができるので、スクリプティングと組み合わせれば簡単なゲーム程度を作成できる。

(2) プログラムやスクリプトを利用して、Webページのコンテンツや構造、ドキュメントスタイルにダイナミックにアクセスしたり、更新したりできるようにするためのオブジェクトインターフェイス。W3Cのワーキングループにより考案され、'97年10月に最初のドラフト仕様が公開された。

Rendering(レンダリング)

画像や動画の最終出力データを得るために、決められたアルゴリズムで自動的に演算していくこと。MPEGなどの圧縮動画や3DCG画像の生成時に行われる。Renderingとは、「表現する」「描写する」という意味。

ここではブラウザがHTMLやCSSを解釈(表示整形)して指定された媒体(モニター等)に描画する事を指す。

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